2005年 08月 09日
sleeping bear dunes |
アナーバーに戻ってきてからしばらくして、ミシガン半島の北西部に小旅行に行ってきた。ミシガン半島北部の湖沿いはいかにも避暑地といった趣の街が多く、美しい湖と豪華な別荘がこれでもかと並んでいる。Traverse Cityにある安宿に泊まり、船で1時間半ほどの距離にあるSouth Manitou島に行ったり、sleeping bear dunesとして知られる砂丘をめぐったりしてすごした。
ミシガン湖に浮かぶNorth Manitou島とSouth Manitou島は、島内にはお店も何もなく、自然を守るために夏の間だけレンジャーが住んでいるだけという小さな島。島へは一日一便だけ船が運行されていて、島に渡る人を乗せて朝出発し、一日島に停泊して、夕方には帰る人を乗せてまた戻ってくる。当然帰りの便に乗り遅れたら次の日までキャンプしないといけない・・・。平日だというのに船は満員で、大きなリュックをかついでキャンプをしにいく人が半分強、特にアウトドア派でもないのにうっかり来てしまった雰囲気の人が、私も入れて半分弱といったところ。少し及び腰になりかけたが、船で横に座った老夫婦は80歳をゆうに超えている様子で、旦那さんの方などは腰が90度に曲がっているのを見て、少し安心する。(ごめんなさい、おじいさん・・・。)島では、フォードのピックアップトラックの荷台に乗って島をめぐる簡易ツアーに参加することにした。このツアーのガイドは、船の乗務員でもあったレンジャーの素敵なお姉さんで、重ステのトラックで舗装されていない道を豪快に運転しながら、島の歴史を説明してくれた。
あまりしんどい思いをせずに自然を満喫することができ、大満足しながらツアーから帰ってきたが、船が出るまでにはまだ少し時間があったので、最後に島の灯台に登らせてもらった。以前は灯台守が両手にオイルの入ったバケツを下げて毎晩階段を上ったものらしい。灯台守が男性に限られていたのは、そのためだなどと説明を受けながら、レンジャーの初老のおばあさんに案内されて、さびた鉄の螺旋階段を息を切らしながら上った。灯台の上に着くと、そこには180度の湖と180度の森林の眺望が広がっていた。その美しさに、階段を上ったしんどさも吹き飛んだ。
最終日には砂丘を巡った。ドライブウェイ沿いの駐車場に何気なく車を停めて木立を抜けたら、いきなり眼下に雄大な湖と切り立った崖のような砂丘が広がっていて、しばし言葉を失った。湖が青くて空との境目がわからないほど。砂丘があんな大規模で急傾斜なものとは知らなかった。一旦落りたら、這い上がるまで相当時間がかかりそうで、まるで蟻地獄のよう・・・。写真ではわかりにくいかもしれないが、これは砂丘の上から急斜面とミシガン湖を見下ろして撮った光景。砂浜の奥に豆粒みたいに見えるのが蟻地獄から這い上がろうとしている人たち。はるか眼下の波打ち際では犬と戯れている人がいたが、彼らはどうやって上まで戻ってくるんだろうかと人事ながら心配になる。
たっぷり遊んで帰った次の日から、2週間のワークショップが容赦なく始まり、2日前までそれに忙殺されていた。そのワークショップの模様はまた次の機会に・・・。
ミシガン湖に浮かぶNorth Manitou島とSouth Manitou島は、島内にはお店も何もなく、自然を守るために夏の間だけレンジャーが住んでいるだけという小さな島。島へは一日一便だけ船が運行されていて、島に渡る人を乗せて朝出発し、一日島に停泊して、夕方には帰る人を乗せてまた戻ってくる。当然帰りの便に乗り遅れたら次の日までキャンプしないといけない・・・。平日だというのに船は満員で、大きなリュックをかついでキャンプをしにいく人が半分強、特にアウトドア派でもないのにうっかり来てしまった雰囲気の人が、私も入れて半分弱といったところ。少し及び腰になりかけたが、船で横に座った老夫婦は80歳をゆうに超えている様子で、旦那さんの方などは腰が90度に曲がっているのを見て、少し安心する。(ごめんなさい、おじいさん・・・。)島では、フォードのピックアップトラックの荷台に乗って島をめぐる簡易ツアーに参加することにした。このツアーのガイドは、船の乗務員でもあったレンジャーの素敵なお姉さんで、重ステのトラックで舗装されていない道を豪快に運転しながら、島の歴史を説明してくれた。
あまりしんどい思いをせずに自然を満喫することができ、大満足しながらツアーから帰ってきたが、船が出るまでにはまだ少し時間があったので、最後に島の灯台に登らせてもらった。以前は灯台守が両手にオイルの入ったバケツを下げて毎晩階段を上ったものらしい。灯台守が男性に限られていたのは、そのためだなどと説明を受けながら、レンジャーの初老のおばあさんに案内されて、さびた鉄の螺旋階段を息を切らしながら上った。灯台の上に着くと、そこには180度の湖と180度の森林の眺望が広がっていた。その美しさに、階段を上ったしんどさも吹き飛んだ。
最終日には砂丘を巡った。ドライブウェイ沿いの駐車場に何気なく車を停めて木立を抜けたら、いきなり眼下に雄大な湖と切り立った崖のような砂丘が広がっていて、しばし言葉を失った。湖が青くて空との境目がわからないほど。砂丘があんな大規模で急傾斜なものとは知らなかった。一旦落りたら、這い上がるまで相当時間がかかりそうで、まるで蟻地獄のよう・・・。写真ではわかりにくいかもしれないが、これは砂丘の上から急斜面とミシガン湖を見下ろして撮った光景。砂浜の奥に豆粒みたいに見えるのが蟻地獄から這い上がろうとしている人たち。はるか眼下の波打ち際では犬と戯れている人がいたが、彼らはどうやって上まで戻ってくるんだろうかと人事ながら心配になる。
たっぷり遊んで帰った次の日から、2週間のワークショップが容赦なく始まり、2日前までそれに忙殺されていた。そのワークショップの模様はまた次の機会に・・・。
by goblue1
| 2005-08-09 07:39
| 日常